PubMed 論文抄録 - 海外癌医療情報リファレンス
Phys Med Biol. 2007 Nov 7;52(21):N493-504.
Hardcastle N, Metcalfe P, Ceylan A, Williams MJ.
ウーロンゴン大学 Centre for Medical Radiation Physics(オーストラリア・ニューサウスウェールズ州)
特定の直線加速器メーカー(Millennium MLC, Varian Medical Systems, Palo Alto, CA, USA)の多分割コリメータ(MLC)は最大リーフ延長幅は14.5cmである。14.
応急処置:窒息5cmより広い照射野で強度変調放射線治療(intensity modulated radiotherapy; IMRT)を実施するために閉じられたリーフ対が照射野内に位置することを余儀なくされる。MLCの丸いリーフ端構造によりリーフ漏洩が治療照射野内に発生する。放射線治療計画装置(Pinnacle, Philips Radiation Oncology Systems, Milpitas, CA)のIMRTモジュールにおける直接開度最適化(direct aperture optimization)の導入によって、14.
英国の子供の肥満5cmを超えるIMRT照射野での治療が可能となった。6 MV-X線でのMillennium MLCのリーフ端漏洩放射線の特性をガフクロミックフィルムとX線フィルムを用いて明らかにし、治療計画装置の正確性を検証した。単一照射野で測定された最大漏洩線量は、0mmリーフギャップで0.39 cGy MU(-1)、 0.6mmリーフギャップで0.51 cGy MU(-1)となった。臨床的IMRT照射野でのリーフ端漏洩線量は治療期間全体では2-3Gyの線量加算となった。治療計画装置はリーフ端漏洩線量を20-40%程度低く見積もっていた。Millennium MLCで14.
"ナックルの痛み"5cmより広いIMRT照射野での照射が可能になることはIMRTでの治療の奏効性と柔軟性の向上をもたらす。しかしながら、リーフ端漏洩による有意な過剰の線量加算がもたらされうる。完全な解決策が存在しない故に、大照射野のIMRTでの照射の際には注意が必要である。治療計画装置からどのような有意なリーフ端漏洩が予測されたとしても、照射前に独立して検証がなされるべきである。
PMID: 17951847
平 栄(放射線腫瘍科) 翻訳寄稿
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